風になびく君の髪
ひまわりとは色んなお店に行った
俺らが去年やったようなお化け屋敷もあったし
縁日で射的とかもやった
沖縄を題材としたお店もあって
星の砂という星の形がしてる砂を見たり
沖縄料理も食べたりとかした
色んなものがありすぎて周りきれないほどだ
ひまわりと居ると時間はあっという間に過ぎる
「あーー楽しいねー!」
休憩をするため廊下にあるベンチに座る
「もうそろそろで劇が始まる時間かー」
「あ、そうだね!もう行く?」
「うん、もう行こう」
俺は立ち上がると
【グッ!】
ひまわりは俺の手を掴んで立ち上がらない
「どした?」
「ふーま、遥香ちゃんとしっかり話してね?」
心配そうにひまわりは俺に言う
多分ひまわりの事だから俺が一時期水瀬のことが好きだっというのは気づいてるかもしれない
もしそうだとしてもひまわりは友達の水瀬を大事に思っている
俺がここで水瀬との仲を取り戻せないとしたらひまわりにも悪いよな
「うん、話すよ」
「お願いね」
そう言ってひまわりは立ち上がる
「私も劇見に行くからね!
ふーまのかっこいい姿目に焼き付けとくよ〜」
「おう!見ててくれ!」