風になびく君の髪




いや、してない


絶対にしてない!!


学校が終わり家の最寄り駅に着く

俺は帰り道


その本人を突き止めた


「ひまわり、お前まさか勉強ちょっと不安なんじゃないか?」


俺がそう言うとひまわりは体をビクッとさせていた


「なな、なんで?みんなで勉強したから大丈夫だよ」


とひまわりは言うが


いや、絶対にこいつは嘘をついてる


俺にはわかるんだ



「正直に言えって、どうなんだ?」


俺が問い詰めると


「………実は…数学は大丈夫なんだけど
英語がちょっと…」


ひまわりは自信なさげに答える


やっぱそうか


何となく嘘ついてる気がしたんだよな


「なんでみんなに嘘ついたんだよ
湯山の勉強の教え方とか上手なんだから教えてもらえばよかったのに」


「だって、これ以上みんなに迷惑かけれないよ」


「お前なーそれは気使いでもなんでもないからな?
頼りたい時に頼ればいいんだよ」


「でもー」




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