最低で最高のホワイトデーを
一番辛かったのは、「好きです」と告白してくれて付き合った人たちからこの重い生理痛のせいで「別れよう」って言われたこと。

「デート中に生理で帰るような人はちょっと……」

「たかが生理だろ。みんな同じようになっても普通にしてるじゃん。我慢が足りないんじゃないの？」

「構ってほしいからそんな演技してるの？鬱陶しいんだけど……」

「前の彼女はそんなんじゃなかったのにな〜」

振られる時はいつもこんな風に言われた。私だって、好きでこんな体になったんじゃない！そう何度も言ったけど、彼らに私の言葉が届くことはなかった。

そんな時、読者モデルへのスカウトと医大生との合コンの開催があった。勝理くんは私にたくさん話しかけてくれて、私の悩みを真剣に聞いてくれた。

「君が付き合ってきた人、みんなひどい人だね。でも俺は大丈夫！俺は将来医者になる男だから、患者の痛みを放っておいたりしないよ」

その言葉が素直に嬉しかった。だから、私は勝理くんとお付き合いを始めて、読者モデルとしての仕事と恋、そして学校を楽しめているんだ。
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