帝王と私
「フフ…だったら……」
「うん」
「俺から絶対に放れないで?
てか、放さないけどね…!」
「うん」
「あともっと、ワガママ言って?弥生のワガママだけは、大歓迎だから!」
「うん…」


「あ…あ…んぁ……や…」
「弥生……俺を、見て……?」
心ゆくまで、誕生日パーティーを楽しみ、今は部屋にいる。
ベットに座った彼の上に跨がり、繋がっている。
奥深くまでつかれて、それだけで何度も果ててしまう。
身体はビクビク震える程、疲れきっているのにもっと愛されたいと思う。
必死に彼にしがみついていた。
「貴、将さ……もっと、もっと……して…」
「いいの?震えてるよ……?」
「好きすぎて……苦し…の…」
「うん…俺も………狂う位…愛してるよ……」
「んぁぁ……も…だめぇ…」

「はぁはぁ……」
「弥生…?大丈夫?」
「う、ん…」
「横になろう?」
「や…まだ、このまま……」
「そう?じゃあ、弥生が満足するまでこのままね……」
彼に跨がり座ったまま、彼の首に手を回してしがみついている、私。
彼は私の背中をさすってくれている。

「もうすぐ、日付変わるよ?」
「うん」
「フフ…このまま…繋がったまま……誕生日迎えるんだね、弥生」
「うん…ほんと……贅沢な誕生日で嬉しい…」

「あ……もう…日付、変わる…」
「うん…」
「3、2、1……
誕生日おめでとう!弥生」
「ありが━━━━
ンン……ふぁ…」
「ずっと一緒にいような………」

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