帝王と私
朝、目が覚めると、やっぱり彼が私を見つめていた。
「おはよ」
「おはよう、貴将さん。
うー悔しい……」
「ん?」
「また寝顔見れなかった……」
「フフ…無理だって言っただろ?」
「でも、いつか必ず、見てやるぅ!」
ハハッと笑った彼に、頭をくしゃくしゃに撫でられた。
それから一緒にお風呂に入り、浴槽に後ろから抱き締められている。
「身体……」
「ん?」
「キスマークだらけだ……」
自分の身体を見る。
「そうだね……俺のモノって証だよ…!」
「なんか嬉しい…。
私も貴将さんにつけたいな……私のモノって証」
「いいよ!どこにつけたい?」
「手」
「手?」
「そうすればいつも見えるし、他人が見てもまさかキスマークだって思わないでしょ?」
「フフ…いいよ?はい、どうぞ!」
彼の左手首に吸い付いた。
「ンン……。
あれ?つかない……」
「もっと強く吸い付かないと、つかないよ?」
「え?」
結構吸い付いてるんだけどな……
「弥生、手ぇ貸して?」
「はい」
彼が、私の左手首に吸い付く。
「ンン……」
「ほら、ついた…」
「ほんとだ…!」
手首に、赤い花びらみたいについている。
「もう一回してみて?」
「うん」
「ンン………」
「もっと吸い付いて?」
「ンンン…………。
はぁはぁ……」
「ついたね…!」
「あ…ほんとだ…!」
「これで俺は、弥生のモノ」
「うん」
「おはよ」
「おはよう、貴将さん。
うー悔しい……」
「ん?」
「また寝顔見れなかった……」
「フフ…無理だって言っただろ?」
「でも、いつか必ず、見てやるぅ!」
ハハッと笑った彼に、頭をくしゃくしゃに撫でられた。
それから一緒にお風呂に入り、浴槽に後ろから抱き締められている。
「身体……」
「ん?」
「キスマークだらけだ……」
自分の身体を見る。
「そうだね……俺のモノって証だよ…!」
「なんか嬉しい…。
私も貴将さんにつけたいな……私のモノって証」
「いいよ!どこにつけたい?」
「手」
「手?」
「そうすればいつも見えるし、他人が見てもまさかキスマークだって思わないでしょ?」
「フフ…いいよ?はい、どうぞ!」
彼の左手首に吸い付いた。
「ンン……。
あれ?つかない……」
「もっと強く吸い付かないと、つかないよ?」
「え?」
結構吸い付いてるんだけどな……
「弥生、手ぇ貸して?」
「はい」
彼が、私の左手首に吸い付く。
「ンン……」
「ほら、ついた…」
「ほんとだ…!」
手首に、赤い花びらみたいについている。
「もう一回してみて?」
「うん」
「ンン………」
「もっと吸い付いて?」
「ンンン…………。
はぁはぁ……」
「ついたね…!」
「あ…ほんとだ…!」
「これで俺は、弥生のモノ」
「うん」