帝王と私
「だから、ちゃんと確認怠らないでって言ったよね!?」
「すみません!とにかく先方には、連絡し謝罪しましたから」
「当たり前でしょ?」
「申し訳ありませんでした」
私の連絡ミスで、トラブルがおきてしまった。
先輩の咄嗟の判断で、大事にいたらなかったのでよかったが。
「はぁー」
「大丈夫?弥生」
「うん…でも私が悪いから、怒られて当然……」
「だからって、怒鳴りすぎ!糸島さん!」
糸島さんとは、ここのリーダーの女性社員でかなり厳しい人だ。
かなりあざとい人で、自分の利益になる時や男性の前ではコロッと態度が変わるのだ。
確かに私が全面的に悪いのだか、さすがに落ち込む。
その日は家に帰ってからも、なかなか立ち直れなくて、
「貴将さんに会いたいな~。でも忙しいって言ってたし……。
声聞く位ならいいかな…?」
彼に電話をかけてみる。
プルルル………
「出ない……」
忙しいのか、出てもらえなかった。
ふと思いつく。
「貴将さんの部屋に言ってみようかな……」
簡単に貴重品だけ持ち、出かけた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「こんばんは、弥生様」
「あ、こんばんは。あの…ちょっとだけ、貴将さんの部屋に用があって……」
「えぇ。
どうぞ、ごゆっくりお過ごし下さい」
従業員さんに、会釈して部屋に行った。
「すみません!とにかく先方には、連絡し謝罪しましたから」
「当たり前でしょ?」
「申し訳ありませんでした」
私の連絡ミスで、トラブルがおきてしまった。
先輩の咄嗟の判断で、大事にいたらなかったのでよかったが。
「はぁー」
「大丈夫?弥生」
「うん…でも私が悪いから、怒られて当然……」
「だからって、怒鳴りすぎ!糸島さん!」
糸島さんとは、ここのリーダーの女性社員でかなり厳しい人だ。
かなりあざとい人で、自分の利益になる時や男性の前ではコロッと態度が変わるのだ。
確かに私が全面的に悪いのだか、さすがに落ち込む。
その日は家に帰ってからも、なかなか立ち直れなくて、
「貴将さんに会いたいな~。でも忙しいって言ってたし……。
声聞く位ならいいかな…?」
彼に電話をかけてみる。
プルルル………
「出ない……」
忙しいのか、出てもらえなかった。
ふと思いつく。
「貴将さんの部屋に言ってみようかな……」
簡単に貴重品だけ持ち、出かけた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「こんばんは、弥生様」
「あ、こんばんは。あの…ちょっとだけ、貴将さんの部屋に用があって……」
「えぇ。
どうぞ、ごゆっくりお過ごし下さい」
従業員さんに、会釈して部屋に行った。