帝王と私
肩にキスをする、彼。
「嬉しい…もういつでも俺が帰ると、弥生がいる」
「うん…」
「大丈夫。できる限りここに、帰って来るからね…」
「うん」
貴将さんは、ほぼ毎日ここに帰って来てくれた。
日付が変わることはあるけど、朝起きると彼が私を見つめている。
その瞬間が、とても幸せで…………
「ん…」
「おはよ、弥生」
「まただ…」
「ん?」
「今度こそは寝顔見ようと思ってるのに、起きると貴将さんの笑顔がある」
「残念でした!」
「うー。悔しいぃ!!」
「可愛い…
………手、痛みどう?」
彼が私の手首の噛み痕に、優しく触れる。
「だいぶ落ち着いてきたよ」
「そう…よかった…。
“嫉妬”って怖いね…?」
「え?貴将さん?」
「初めての感情で、びっくりしてる。
あの時…相手を殺したい程に、頭に血が上ったんだ…。ただ、弥生が社員と話をしてただけなのにね…」
「……私が好きなのは、貴将さんだけだよ?」
「うん…わかってる…。
弥生と出逢って、初めての感情ばかりなんだよね……。
最近、狂ってるみたいに感情が抑えられない。こんなこと初めてなんだよ……ずっと感情はコントロールできてたのに」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日は彼とデートをしている。
「フフ…幸せ」
「ん?」
「貴将さんとデート!」
「うん」
私はしっかり彼の腕にしがみついている。
「どこ行きたい?」
「うーん。いつもお部屋デートだからなぁ~。
ショッピングしたいな」
「了解!」
「嬉しい…もういつでも俺が帰ると、弥生がいる」
「うん…」
「大丈夫。できる限りここに、帰って来るからね…」
「うん」
貴将さんは、ほぼ毎日ここに帰って来てくれた。
日付が変わることはあるけど、朝起きると彼が私を見つめている。
その瞬間が、とても幸せで…………
「ん…」
「おはよ、弥生」
「まただ…」
「ん?」
「今度こそは寝顔見ようと思ってるのに、起きると貴将さんの笑顔がある」
「残念でした!」
「うー。悔しいぃ!!」
「可愛い…
………手、痛みどう?」
彼が私の手首の噛み痕に、優しく触れる。
「だいぶ落ち着いてきたよ」
「そう…よかった…。
“嫉妬”って怖いね…?」
「え?貴将さん?」
「初めての感情で、びっくりしてる。
あの時…相手を殺したい程に、頭に血が上ったんだ…。ただ、弥生が社員と話をしてただけなのにね…」
「……私が好きなのは、貴将さんだけだよ?」
「うん…わかってる…。
弥生と出逢って、初めての感情ばかりなんだよね……。
最近、狂ってるみたいに感情が抑えられない。こんなこと初めてなんだよ……ずっと感情はコントロールできてたのに」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日は彼とデートをしている。
「フフ…幸せ」
「ん?」
「貴将さんとデート!」
「うん」
私はしっかり彼の腕にしがみついている。
「どこ行きたい?」
「うーん。いつもお部屋デートだからなぁ~。
ショッピングしたいな」
「了解!」