帝王と私
そのまま抱きかかえられ、ベットに連れて行かれた。
「え?あの…帝王さん?」
そして、ゆっくりベットに下ろされた。
「さて、ここで問題です。
俺のフルネームは何?」
彼に組み敷かれ、頬を撫でられながら言われた。
「え?」
「答えて?何?」
「渚左 貴将さんです」
「当たり!
名前…呼んで?」
「渚左さん?」
「違うよ!」
「貴将さん…」
「うーん。
“さん”はいらないよ!」
「む、無理です!呼びすてなんて……」
「じゃあ“貴将さん”で構わないから、敬語はなしにして?」
「え?
……わかりまし━━━━
ンン……」
「敬語!ダメだよ?敬語つかったら、キスね?言っとくけど、場所とか関係なくキスするからね…!」
「わかりま……いや、わかった」
フフ…と笑った彼は、私の頬を撫でていた手を口唇に移動させ、
「もう一回…名前呼んで?」
と言った。
「貴将さん…」
「弥生」
「私…平凡な女だよ?」
「うん」
「飽きるかも?」
「飽きないよ!」
「わかるの?」
「うん、音がしたんだ……」
「音?もしかして、恋に落ちる音?」
「そう…」
「私も…。音したよ?恋に落ちる音」
「じゃあ…俺達、運命的に出逢ったんだね……」
「そうかな…?」
「もっと、俺に落ちてね?
一生放さないから…!」
もう……
とっくに落ちてるよ……………
「え?あの…帝王さん?」
そして、ゆっくりベットに下ろされた。
「さて、ここで問題です。
俺のフルネームは何?」
彼に組み敷かれ、頬を撫でられながら言われた。
「え?」
「答えて?何?」
「渚左 貴将さんです」
「当たり!
名前…呼んで?」
「渚左さん?」
「違うよ!」
「貴将さん…」
「うーん。
“さん”はいらないよ!」
「む、無理です!呼びすてなんて……」
「じゃあ“貴将さん”で構わないから、敬語はなしにして?」
「え?
……わかりまし━━━━
ンン……」
「敬語!ダメだよ?敬語つかったら、キスね?言っとくけど、場所とか関係なくキスするからね…!」
「わかりま……いや、わかった」
フフ…と笑った彼は、私の頬を撫でていた手を口唇に移動させ、
「もう一回…名前呼んで?」
と言った。
「貴将さん…」
「弥生」
「私…平凡な女だよ?」
「うん」
「飽きるかも?」
「飽きないよ!」
「わかるの?」
「うん、音がしたんだ……」
「音?もしかして、恋に落ちる音?」
「そう…」
「私も…。音したよ?恋に落ちる音」
「じゃあ…俺達、運命的に出逢ったんだね……」
「そうかな…?」
「もっと、俺に落ちてね?
一生放さないから…!」
もう……
とっくに落ちてるよ……………