幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
「っ…!!」
それ、私と結弦のこと言ってるの…?
私が結弦にちゃんと気持ちを伝えていないのをわかってた上で、今あんな話をしていたってこと…?
それだけのために…。
「…ほんと、やんなっちゃうよな。俺、霧山さんのことが好きなのに、結弦のことも好きなんだ。あいつがいないと、学校つまんないし」
「影野くん…」
「だから、早く仲直りしたほーがいいよ。多分死んでると思う」
「しっ…死んでる、って…」
そんな大袈裟な…。
…それに、私がいなくたって平気に決まってる。