幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
優等生の裏
「あら、雫ちゃんおはよう…って、大丈夫…?あまり眠れなかったかしら…?」
いつもより早く起きて1階に向かうと、結月さんが朝ごはんの支度をしていた。
「えっと…大丈夫です」
昨日あんなに後押ししてくれていたのに、結局仲直り出来なかった。
それが原因で寝不足になってしまったなんて、心配させてしまうに違いない。
「雫ちゃん、嘘はダメよ?」
「…っえ?」
それを見抜かれてしまったのか、結月さんにそんなことを言われてしまった。
…結月さん、おっとりして見えて実は鋭いからな。