幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
「…なので、今日は早めに学校に向かいます。ありがとうございました」
「朝ごはんは大丈夫?何か食べていかないとお昼まで持たないわよ?」
結月さんは本当に優しい。
いくら息子の幼なじみだといっても、自分の子供以外にこんなに気にかけてくれて…。
「まだお腹空かないので…一旦家に戻って、パンでも食べていきます」
「なら平気ね。気を付けて行ってらっしゃい」
「はい」
最後に結月さんに頭を下げて家に戻る。
ある程度の身支度が整ったから、もう家を出た。