幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
予定通りやってきたクレープのキッチンカーに書かれたメニュー表を見て唸る私。
それを可笑しそうに見て笑う影野くん。
はたから見たらカップルと思われそうでやだな…と思いながらも、真剣に悩む。
いつもは抹茶とかにするけど、今日はなんだか甘いものが食べたい気分。
頭いっぱい使ったから?
いや、関係ないか。
「で、決まった?」
影野くんに聞かれて「うん」と頷き続ける。
「いちごバナナチョコホイップのホイップ2倍にしてください。あとチョコソース追加で」