靴下の中に君

「え?ええ?」


「さっ、どうぞ!」



みのるは私をイスに座らせ、フォークを握らせた。



「いただきまぁーす!」


「いただき…ます……」



…すっかりのせられた。



いいのか食べて!?




「うん、上出来!さすが俺!」



自画自賛…



でも本当においしそうに食べてる…




「…ん?ともちゃん食べないの?」


「た…食べりゃあいいんでしょ!」




あああ、食べちゃったぁ…!





「ど!?」


「お…いしい…」


「でしょ!よかったぁ」




ードキッ…




えっ!?


ドキッ…て!?






不覚にも、みのるの無邪気な笑顔にときめいてしまった…




パスタも本当においしいし…





んあああ!


くやしいっ!!






「ねーともちゃん。今日はクリスマスだからデートしよう!どこか遊び行く?家で2人きりでまったりするのもいいねぇ」


「なんでクリスマスにあんたなんかとデートしないといけないのよ?」




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