靴下の中に君
ハチャメチャデイト
「だめよ!あんたまだ髪の毛ぬれてるじゃない」
「心配してくれてるの!?うれしい!」
「そんなんじゃないわよ!ああもう!どこにも行かないんだから!」
みのるは私にくっついてきて、ちゃっかりまた中に入った。
「はっくしょいっ…」
「ほら言わんこっちゃない。ちゃんとドライヤーで乾かしな」
「はーい!」
あきれるくらい、素直ないい返事…。
なんかもう…
どうでもいいや。
目が覚めてから起こっているこの状況…
どちらかというと仕事人間の私が無断欠勤してしまったこと…
この、どうしても理解しがたい…
サンタさんからのプレゼント?
頭の中がぐじゃぐじゃになって、これ以上考えるとどうにかなりそうで…
「ふわぁー、あったまった!ありがとうともちゃ…うわぁ!ともちゃんきれい!」
「そお?さぁ、どこ行こうか?今日は私とデートしてくれるんでしょ?」
「うんっ!」