靴下の中に君
ハチャメチャデイト

「だめよ!あんたまだ髪の毛ぬれてるじゃない」


「心配してくれてるの!?うれしい!」


「そんなんじゃないわよ!ああもう!どこにも行かないんだから!」






みのるは私にくっついてきて、ちゃっかりまた中に入った。




「はっくしょいっ…」


「ほら言わんこっちゃない。ちゃんとドライヤーで乾かしな」


「はーい!」





あきれるくらい、素直ないい返事…。







なんかもう…



どうでもいいや。






目が覚めてから起こっているこの状況…




どちらかというと仕事人間の私が無断欠勤してしまったこと…




この、どうしても理解しがたい…


サンタさんからのプレゼント?







頭の中がぐじゃぐじゃになって、これ以上考えるとどうにかなりそうで…










「ふわぁー、あったまった!ありがとうともちゃ…うわぁ!ともちゃんきれい!」


「そお?さぁ、どこ行こうか?今日は私とデートしてくれるんでしょ?」


「うんっ!」





< 14 / 42 >

この作品をシェア

pagetop