靴下の中に君
何やってんだ私。
…何なのこの男!?
街中は危ないから、車も人も少ない、草の生えたくった公園へ行った。
それでも何人かの子供はいて、みのるも一緒になって遊んでいる。
「待て待て~」
「きゃはははは」
…本当に、子供みたい。
私は陽のあたるベンチでのんびりとそれを眺めている母親か。
「…ん?おばあちゃん…いやいや!!おねえさまよ!…つーか関係ないし」
「ともちゃん、ひとりで何ブツブツ言ってんの?」
「おおっ、なんでもないよ!…あ、あれ?鬼ごっこしてたんじゃないの?」
「うん。もうみんな帰った」
「そう…なんだ」
そういえば、いつの間にかあたたかさも弱くなり、色も変わっている。
私…
そんなにひとりで浸っていたのか!?
「……?」
急にみのるはくっついてきて、私の肩に手をまわした。
「2人きりだね…」
さっきまで子供みたいにはしゃいでいたのがシリアスにそう言い…