靴下の中に君
「一に休養二に栄養ってじーちゃんが言ってた。ともちゃん、もう休んで」
そう言って、みのるは私を抱きかかえ、ベッドに運んでくれた。
そして、冷たいタオル…
気持ちいー…
「みのる…」
「ん?」
「さっき…ヘンなこと言ってごめん…」
「なんだっけ?」
「またとぼけて…。コーヒーよ。私…最低…」
こんなに一生懸命してやってくれてるみのるを疑うなんて、自分が恥ずかしかった…
「そんなことないよ。ともちゃんは素敵な人だよ!」
「ぶっ…どこがよ?私…自分なんか大嫌い…」
「ともちゃんっ!!」
「なっなによぉ、いきなり大きな声で…」
「そんなこと、2度と言っちゃだめっ!!わかった?」
「わかったよぉー…もう……」
なんか、叱られちゃった…。
「もう…なんてクリスマスなの…。ごめんね…せっかくごちそう作ってくれたのに…」
「仕方ないよ。ゆっくりして早く元気になんなきゃ」
「…みのるは食べてきなよ。お腹すいたでしょ」