靴下の中に君

とても寂しさを感じている私…



本当にバカみたい!







「…さぁて。ご飯でも食べよう」



熱が下がったらおなかペッコペコ!



きっときのうずっと寝ていて何も食べてないん………







「うそ………」




リビングへ行くと、クリスマスの飾り付けと…



テーブルの上にはごちそうが並んでた。



「み…のる……?」





夢じゃ…



なかったみたい…。








「みのるっ!」



もう帰っちゃった!?



ていうかどこに!?






私は外に飛び出て、近所を街を、探し回った。







気がつくともう日が暮れそうになっている。



きのう、みのると公園に2人でいた色と同じ…







とうとうみのるはみつからなかった。






ーーぐぅぅぅ~




「…おなかすいた。…もういいや」




もう諦めた。



私は何でも容易く諦めるたちで…





だけど何か、やるせない気持ちでとぼとぼ帰路についた。





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