靴下の中に君

気づくと部屋中ぐっちゃぐちゃ…




「じゃあね、ともちゃん!」


「こらぁ!!これ、片付けていきなさいよ!!」


「え~?さっきともちゃん早く帰れって」


「屁理屈言わんでさっさと片付けぃ!」


「はい~」




やっぱこいつ…



イラつくっ!!



きいぃぃぃぃ!!







この感じが3日ぶり…



おかしいけどなんか愛しかった。








「終わりましたー…うっぷ」


「よろしい!」


「うへ~…。いきなりたくさん食った後たくさん動いたからぎもぢわるぐにゃってぎだ…」


「…しょうがないなぁ。少し休んでっていいよ」


「ほんとー!?ありがと、ともちゃん!」




このお調子者が。




でも……憎めないんだなー…。







ソファーの上で、ちゃっかり私のひざを枕にして…



「ん?…こらぁ!いつの間に…!?」


「……………」




眠ってる。



確かこの3日間寝てたと言っていたのに…



まだ寝るか、こいつは。




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