隣の部屋の新人くん
と、突然坂口くんが片手をビシッと挙げて「はい!はい!」と大きな声で言う。
「ビックリした。なに?」
「実は俺、好きな人がいるんですけど」
「え」
「多分弟とか友達くらいにしか思われてなくて、どうしたらいいですかね?」
話の流れ的に戸惑う。
今、好きな人って言った?
「ちゃんとしたデートに誘う、とか」
恐る恐るその目を見ると、嬉しそうに彼は笑った。
「じゃあ、俺とデートしませんか」
勝手にテレビ画面の中はエピソード6が終わって7のオープニングになる。
だけどオープニングのゴージャスな曲が全く頭に入ってこない。
こんな告白初めてで思考が停止する。
彼の恋のお相手はどうやら私らしい。
「本気で言ってんの?」
ちゃんと坂口くんの瞳を見て確認する。
「俺、鎌倉とか行ったことないんですよ、あ、でも夜のスカイツリーも良くないですか」
勝手に話を進める。
楽しそうな顔。
まだ私が何も言わないうちに話を続ける。
「佳弥と行ったとこは候補から外すんで教えてください」
「えー、じゃあ鎌倉行ったことある」
そう言うと、「鎌倉却下ですね」と坂口くんが笑う。
私たちは、デートに行くことになった。
「ビックリした。なに?」
「実は俺、好きな人がいるんですけど」
「え」
「多分弟とか友達くらいにしか思われてなくて、どうしたらいいですかね?」
話の流れ的に戸惑う。
今、好きな人って言った?
「ちゃんとしたデートに誘う、とか」
恐る恐るその目を見ると、嬉しそうに彼は笑った。
「じゃあ、俺とデートしませんか」
勝手にテレビ画面の中はエピソード6が終わって7のオープニングになる。
だけどオープニングのゴージャスな曲が全く頭に入ってこない。
こんな告白初めてで思考が停止する。
彼の恋のお相手はどうやら私らしい。
「本気で言ってんの?」
ちゃんと坂口くんの瞳を見て確認する。
「俺、鎌倉とか行ったことないんですよ、あ、でも夜のスカイツリーも良くないですか」
勝手に話を進める。
楽しそうな顔。
まだ私が何も言わないうちに話を続ける。
「佳弥と行ったとこは候補から外すんで教えてください」
「えー、じゃあ鎌倉行ったことある」
そう言うと、「鎌倉却下ですね」と坂口くんが笑う。
私たちは、デートに行くことになった。