隣の部屋の新人くん
みなとみらいに着いて、まずはランチにする。
どことなく、ソワソワしてる坂口くん。
バチッと向かいの席で目が合う。
何かがいつもと違う気がする。
「坂口くん、髪型違う?」
「分け目ですかね」
「そっか、今日真ん中で分けてるんだ」
見たことのない雰囲気に、ずっと緊張してる私がいる。
「変ですか」
坂口くんが言う。
「全然変じゃない、好きだよ」
言い過ぎた、と思う。
もっと他に言い方あったのに。
坂口くんがまた固まってしまった。
先週、告白みたいなことされてから、態度を変えないようにしようと思うのに、調子が狂う。
「全然、注文したの来ないですね」
坂口くんがぎこちなく会話を変えた。
結構待たされて、それぞれのピザが来る。
私のピザを坂口くんがジッと見つめる。
「いいよ、食べなよ」
私は皿をテーブルの中央に置く。
「いえーい」
そう言って坂口くんは、自分の皿も中央に置く。
「3切れ、3切れですね」
子どもみたい。
たまに坂口くんは幼さを見せる。
それは意外と嫌じゃなかった。
今まで絶対に年下なんてありえないと思っていたのに、分からない。
坂口くんはピザを美味しそうに食べた。
「うっま」
そう言って目を見開く表情が、可愛くて、つい見惚れる。
「俺もう5食べました」
「何が5?」
「5切れ」
だから早く食べろと言う。
私も少し遅れてそれぞれのピザを味わった。
どことなく、ソワソワしてる坂口くん。
バチッと向かいの席で目が合う。
何かがいつもと違う気がする。
「坂口くん、髪型違う?」
「分け目ですかね」
「そっか、今日真ん中で分けてるんだ」
見たことのない雰囲気に、ずっと緊張してる私がいる。
「変ですか」
坂口くんが言う。
「全然変じゃない、好きだよ」
言い過ぎた、と思う。
もっと他に言い方あったのに。
坂口くんがまた固まってしまった。
先週、告白みたいなことされてから、態度を変えないようにしようと思うのに、調子が狂う。
「全然、注文したの来ないですね」
坂口くんがぎこちなく会話を変えた。
結構待たされて、それぞれのピザが来る。
私のピザを坂口くんがジッと見つめる。
「いいよ、食べなよ」
私は皿をテーブルの中央に置く。
「いえーい」
そう言って坂口くんは、自分の皿も中央に置く。
「3切れ、3切れですね」
子どもみたい。
たまに坂口くんは幼さを見せる。
それは意外と嫌じゃなかった。
今まで絶対に年下なんてありえないと思っていたのに、分からない。
坂口くんはピザを美味しそうに食べた。
「うっま」
そう言って目を見開く表情が、可愛くて、つい見惚れる。
「俺もう5食べました」
「何が5?」
「5切れ」
だから早く食べろと言う。
私も少し遅れてそれぞれのピザを味わった。