サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

◎ 優斗先輩からのエール -恭介-


俺たちは全国大会への切符を手にすることができた。

三年の先輩たちが俺たちを全国まで連れてきてくれた。

決勝戦で勝った瞬間、鳥肌が止まらなかった。

俺は一刻も早く、怪我をして離脱した優斗先輩に勝利の報告がしたくて、両チームの挨拶が終わると駆け足で救護室へと向かった。


そこに詩織がいるとも知らずに。
< 106 / 347 >

この作品をシェア

pagetop