サッカー部のイケメン二人の間で揺れて
◎ 告白 -詩織-
散々下級生にイヤミを言われたけど、負けない!
私は涙を止め、覚悟を決めていた。
振られてもいい。ちゃんと私の気持ちを恭介にぶつけるんだ。
学校の正門で待っていると、恭介が自転車を押して歩いて来てくれた。
うわ、ドキドキしてきた。
来る途中、女の子が恭介に近寄って、何か話し掛けている。
そして二人で私の方を見てる。何で私見られてるの?
その子と本当は約束してたとか?
それとも、告白されてる?
やだ、やめてよ。