サッカー部のイケメン二人の間で揺れて
そして準決勝前日
優斗くんとお付き合いしているときは、優斗くんの試合の前に電話なんてしたことが無かった。
私からのエールなんて必要ないと思い込んでいたんだ。
恭介に対してはそうじゃない。
声を聞きたいと思う。
応援をしたいと思う。
私は覚悟を決めて恭介に電話をしようと決めた。
別に告白するわけじゃない。明日の応援がしたいだけ。
「ふぅ~」
深呼吸をしてから恭介の番号を押す。