規制アプリ
「もしかしてドジっ子アピールだったりしてな!?」


面白おかしく言ったのは重行だ。


その言葉に一樹が愉快そうに笑い出す。


「それありえるな。転校生でドジっ子って、ライトノベルの世界かよ!」


一樹が重行に乗っかり話を広げていく。


4人の笑い声が響くたびに他の生徒たちからの冷たい視線を感じて、あたしはいたたまれなくなったのだった。
< 14 / 194 >

この作品をシェア

pagetop