死なないあたしの恋物語
3人で街を歩いていると、3階建ての書店から白坂君が出てくるのが見えて思わず足を止めた。
「洋人じゃん」
真夏が呟く声が白坂君に聞こえて、こちらを向く。
目が合った瞬間、また体温が上昇するのを感じた。
白坂君の顔を見るだけでこんなに反応してしまうなんて、あたしは一体どうしちゃったんだろう。
「よぉ」
白坂君は片手を挙げて近づいてくる。
右手には本屋の袋がもたれていた。
「なに買ったの?」
「漫画」
真夏の質問に袋を持ち上げて答える白坂君。
「だよね、参考書とか買わないよねぇ」
「なんだよ。お前だってそんなの買わないだろ」
言い合う2人をつい羨ましそうな目で見てしまう。
ぽんぽんと進むやりとりは中のよさがうかがえた。
「あ、そうだ。この子同じクラスの浅海千奈ちゃん。可愛いでしょう?」
突然真夏に背中を押されて、白坂君の前に出てしまった。
「洋人じゃん」
真夏が呟く声が白坂君に聞こえて、こちらを向く。
目が合った瞬間、また体温が上昇するのを感じた。
白坂君の顔を見るだけでこんなに反応してしまうなんて、あたしは一体どうしちゃったんだろう。
「よぉ」
白坂君は片手を挙げて近づいてくる。
右手には本屋の袋がもたれていた。
「なに買ったの?」
「漫画」
真夏の質問に袋を持ち上げて答える白坂君。
「だよね、参考書とか買わないよねぇ」
「なんだよ。お前だってそんなの買わないだろ」
言い合う2人をつい羨ましそうな目で見てしまう。
ぽんぽんと進むやりとりは中のよさがうかがえた。
「あ、そうだ。この子同じクラスの浅海千奈ちゃん。可愛いでしょう?」
突然真夏に背中を押されて、白坂君の前に出てしまった。