余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「ニキ…」
「俺は無力だ。だからせめて、もう何があっても負けないようにどんな汚い手も使うことにした。
今度こそ、守りたいものを守れるように。お前らをぶっ潰せるようになぁっ!」
ニキは怒りを爆発させ、俺に突進してくる。
俺は構えを取る。
その手元を、俺はよく見ていなかった。
ニキは体ごと俺にぶつかると、左手を俺の首の方へ持っていく。
メニュー