余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


ゆっくりと教室内に入り、教壇に立つ。

全体を見渡し、龍牙に指示を出す。


「龍牙、とりあえずお前らのリーダーを起こしてやれ」

「あっ、零斗っ。大丈夫!?」

「っう…」

nightの言葉で晶が真っ先に零斗に駆け寄る。

零斗は呻き声を上げて顔を顰めただけで起きるまでには至らない。

「まぁ、スタンガンを当てられたのは一瞬みたいだし、数分もすれば起きるだろ」
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