余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「え…、night!?どうなってんだよ?」
「よく言うだろ?『ヒーローは遅れてやって来る』ってな」
「はぁ…」
「まぁ、元気そうで何よりだ」
仲間に支えられながら、零斗は立ち上がる。
「そろそろ解決編といこうじゃないか」
「解決…?何言ってんだっ、こいつらの罪は絶対消えないっ。桜城の心に深い傷を残したんだからなっ」
ニキは龍牙を睨みつける。
「っ…」
零斗たちは言葉を詰まらせ、何も言い返せない。
「その桜城が、こんなことを望んだのか?」