余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「これぐらいしなきゃ、この世界では生きていけねぇんだ」
「さぁ、night。どうするよ?」
もしものための人質の存在を明かしたことで、余裕ができたようだ。
あいつらが望んでいるのは、nightの敗北宣言と安全の保証だろう。
「ハハハッ、アッハハハッ」
その間抜けぶりに笑いが収まらない。
「なに笑ってんだっ。この状況が理解できてねぇのか!」
「ハハッ、はぁ…。そのくらい想定済みだっつうの」