余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「なんだと!?」


ポケットに入れておいたスマホが鳴る。

「もしもし、終わったか?」

スピーカーにして、全員に聞こえるようにする。

『はいっ、人質の解放完了しましたっ』

電話の相手は嬉しそうに報告する。

「ご苦労さん。…聞いた通りだ」

電話を切り、怪鬼の幹部たちに向き直る。
< 123 / 220 >

この作品をシェア

pagetop