余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「ようやく分かったか。ったく、遅すぎだよ。一応これでも幼馴染なのにさ」


フードを完全に取り、素顔を晒す。

「さ、紗夜…」

「桜城!?」

零斗たちもニキも、衝撃を受けた顔をする。

「いいね、その反応。明かした甲斐があるってもんだ」

前髪を掻き上げ、結んでいた髪を下ろす。
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