余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「…っ」

「それと、もう一つ。そのままの葉月を愛してくれてる人は、もうすでに近くにいる」

「っ、え…?」


その時、教室のドアが勢いよく開け放たれる。

「葉月っ!!」

現れたのは葉月の姉と、その彼氏・雷だった。

「お、おねえちゃ…」

「あぁ、よかった。無事だったのね…っ」
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