余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「葉月。ありのままのお前を愛してくれるのは、家族だ。

とても大事にされてるじゃないか。自分を偽る必要なんてない。…バーベナ。花言葉は家族との融和、だよ」

「も、もしかして…、メールを送ってきたルドさん?」

葉月の姉は恐る恐る聞いてくる。

「あぁ、初めまして。ルド、改めnight。本当の名を桜城 紗夜といいます」

胸に左手を当てて右手は横に広げる。

右足を後ろに引いて、そのまま頭を下げる。

「本物のnightなのか!?」
< 136 / 220 >

この作品をシェア

pagetop