余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「…なんだ?」
真剣な話だと察した様子で、全員紗夜に向き直る。
「なぜ私がnightとなったのか。いつ、どうして、何のために世界一位の座に就いたのか。
順を追って説明しよう」
教卓に両手をつき、龍牙全員の顔を見渡す。
「nightとして活動し始めたのは、四年前。その時、何があったか覚えてるか?」
「四年前…」
「確か、龍牙を結成してすぐのころだな」