余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「そう。する側ではなく、止める側。
強さを持っているなら、誰かの役に立つように。大切なものを、守れるように。
時には警察とも連携して。
そんな風に変われば、周りに邪険にされることはない。
むしろ慕われて、感謝されるようになる」
「誰かの役に立つ…」
「俺たちが…?」
「暴れて、周りに迷惑を掛け続けた先には何もない。
あるのは、軽蔑、畏怖の視線。それに気づいたころにはもう遅い。
あんなことしなければと後悔したって、過去には戻れないんだ」