余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「でもっ、nightがいなきゃ…っ」
「守ってくれるって、言ったのに…」
下っ端たちは絶望したような声を出して、零斗たち幹部は真剣な表情で紗夜を見つめる。
紗夜がポーカーフェイスの下に隠そうとする、本心を。
「情けない声を出すな。
お前らを引っ張っていくのはnightだけじゃない。
先輩は、たくさんいるぞ。
世界は、お前たちが思うよりも広い」