余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


否定なんてしなくていい。

「みんなのこと、恨んでない。

でも、もう…、

みんなを信じ続けることも、私にはできなかった…っ」

「っ、紗夜姉ちゃん…」

「紗夜さん…」

「どうせ終わるなら、みんなを大好きなままでいたかったっ…。

罪を着せられて追い出されるんじゃなくて…、みんなの意思で、ちゃんとお別れを言ってほしかった…」
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