余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
幸せな記憶があるほど、悲しい思い出は深く心を傷つける。
「はぁ…っ、はっ…」
苦しくなってきて、胸を押さえる。
「紗夜っ、大丈夫か…!?」
「だい、じょうぶっ、気にしなくていい…っ」
「無理するな…っ」
「無理しない方が無理だよ。
無理しなきゃ、ここまで生きてこれなかったから…。
無理しないなんて選択肢は、私にはないんだ…っ」
メニュー