余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
「紗夜…?紗夜っ…」
精一杯、紗夜の体を抱きしめる。
桃は紗夜の手を握って、涙を流している。
他のみんなも、床に涙の水たまりを作っていく。
「なぁ…、紗夜。お前の話、もっと聞かせてくれ…。
離れている間、どんな風に過ごしていたのか。
どんな苦しみに耐えてきたのか。
俺たち、ちゃんと変わるから…っ。
そばで、見守っててくれよっ…」
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