余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~
~直接対決~


ーー…ここ一週間、葉月を見かけていない。

(姉となんか話し合ってたみたいだけど…)

どんな会話をしたのやら。

龍牙たちは私が何かしたんじゃないかと疑っている。

「おい、話がある。ついてこい」

「…断る。面倒くさい」

「あ゛?いいから来いっ」

ある程度こうなることは予想していたが、実に気が乗らない。

遥は机に突っ伏す私の腕を掴み、無理やり立たせて引っ張っていく。
< 67 / 220 >

この作品をシェア

pagetop