余命宣告された元姫は復讐を決意する~花言葉は口ほどにモノをいう~


「まてっ、まだ話は…っ」

「あ゛?偉そうに待てとか命令すんじゃねぇ」

本気の殺気を込めて睨んでやると、途端に息を詰まらせて大人しくなる零斗。

それを鼻で笑い、倉庫を出ようとする。

すると、龍牙の下っ端たちが出口を塞ぐ。

「なんだよ」

「総長たちは間違ってないっ」

「葉月さんが裏切り者だなんて絶対信じない…っ」
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