【完】嘘から始まる初恋ウェディング

「アハハ、私と翔が恋人~?!ないない。だってあいつ特定の彼女とか作らないよ。
正直に言っちゃうとね、翔とは合コンで出会ってから体の相性が良くって、セフレみたいなもんだよ。」

「から…体の関係?!
せ、セフレ?!」

そういえば、初めて会った時もセフレというワードが出ておりました。 不覚です。私としたことが、後で調べておこうと思い、調べ忘れていました。

「ルナちゃん…?」

「も、申し訳ありません。少し待ってもらえますか?」

携帯を手に取り、聞き覚えのないセフレというワードを入力する。
携帯の検索サイトを見た瞬間、思わず携帯を床に落としてしまった。

「もぉ~…何してんの?液晶割れてないかな?あ、大丈夫みたい。
はい、ルナちゃん。って、ルナちゃん…?!」

暫くフリーズをしたまま動けずにいた。

セフレとは「セックスフレンド」の略称であり、セックスを楽しむことを目的に交際している男女の関係を指しています。彼女とセフレの決定的に違う点は、セックスありきでつながっているというところ。

そう、検索サイトには記されていた。

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