【完】嘘から始まる初恋ウェディング
♡5♡ *SIDE翔* セフレにするつもりはない。
♡5♡ *SIDE翔* セフレにするつもりはない。
本日土曜日。 待ちに待った休日だ。
今週、ルナは企画書を詰める為に一日中家に居るといった。そのお陰でこの週末の俺は、自由だ。
久しぶりの自由!解放感!最高!自分の自由な時間を大いに謳歌しよう。
やっぱり自由って最高だ。誰にも拘束されない時間は素晴らしい。
都合の好さそうなセフレを携帯の中から探していると、相手はすんなりと見つかった。
「翔~久しぶりだね~、全然連絡くれないんだもんッ」
「ごめんって、仕事忙しかったんだって」
「本当~?女でも出来たんじゃないかって思ってたよ」
連絡がついたのは、数ヵ月ぶりに会うキャバ嬢の22歳の女だ。 22歳だと思いだした時、ルナと同い年かと何故か考えてしまった。
そんな自分の頭をぶんぶんと横に振る。今日くらいはあの面倒な女の事を考えるのを止そう。
名前もよく覚えていない女だったが、友人とキャッチに掴まり行ったキャバクラの初回でついてくれた女は、高級店のナンバー1らしい。
一目惚れなんだけど、と連絡先交換をさせられて、店に来いとは一切営業されずに、時たまこうやって会ってやらせてくれる何とも素晴らしい女だ。