【完】嘘から始まる初恋ウェディング
「
レナもそんなに怒らないで。 でも白鳥さん、確かに彼女の言う通り俺とレナはなんてゆーか兄弟みたいなもんで…
俺の方が年上なのにしっかり者のレナに頼ってばかりで……色々と相談に乗ってもらってるんだ」
「あら、そんな事ないわ。 私だって北斗には仕事の相談とか沢山乗ってもらっているし」
ほう………。
気の強い女がしおらしくなるなんて、相手の男に好意があるとしか思えん。
つまりは、阿久津北斗はルナが好きだが、レナはこいつが好きなのだな。 全く好きなら好きだと素直に伝えればいいだろうに。
こっちからは気持ちがバレバレで恥ずかしい位だ。 大体阿久津フーズファクトリーと穏便に事を進めたいのならば、婚約者はルナではなくレナでも良いと思うのだが…?
玄関先で三人で話していると、がちゃりと玄関の扉が開いてルナが慌ててこちらへ走って来る。
「ほっくん…!」
俺の姿に気が付いたルナは目を丸くして、俺達を交互に見つめた。
「白鳥さん、帰ってきたんですか?今日は一日お出かけだったんじゃあ」
「まあ、色々と…」
「そんな事より、ほっくん…!こんな物貰えないわ…」
レナもそんなに怒らないで。 でも白鳥さん、確かに彼女の言う通り俺とレナはなんてゆーか兄弟みたいなもんで…
俺の方が年上なのにしっかり者のレナに頼ってばかりで……色々と相談に乗ってもらってるんだ」
「あら、そんな事ないわ。 私だって北斗には仕事の相談とか沢山乗ってもらっているし」
ほう………。
気の強い女がしおらしくなるなんて、相手の男に好意があるとしか思えん。
つまりは、阿久津北斗はルナが好きだが、レナはこいつが好きなのだな。 全く好きなら好きだと素直に伝えればいいだろうに。
こっちからは気持ちがバレバレで恥ずかしい位だ。 大体阿久津フーズファクトリーと穏便に事を進めたいのならば、婚約者はルナではなくレナでも良いと思うのだが…?
玄関先で三人で話していると、がちゃりと玄関の扉が開いてルナが慌ててこちらへ走って来る。
「ほっくん…!」
俺の姿に気が付いたルナは目を丸くして、俺達を交互に見つめた。
「白鳥さん、帰ってきたんですか?今日は一日お出かけだったんじゃあ」
「まあ、色々と…」
「そんな事より、ほっくん…!こんな物貰えないわ…」