【完】嘘から始まる初恋ウェディング
♡1♡ *SIDE翔* 最悪の仕事。
♡1♡ *SIDE翔* 最悪の仕事。
その一報はラブホテルで女を抱いている時に受けた。
なんつータイミングの悪さだ。 しかし知っている。この男のタイミングがいつも悪い事には…。
「か…ける…?んぁ…」
現在日曜日の午後二時。 休日の真昼間っからラブホテルで女を抱いていると完璧なゴミクズになった気分になる。
けれど…俺の下で瞳を潤ませて、色っぽい眼差しをこちらへ向けるイイ女。
ベッドサイドで鳴り続ける携帯をソファーに向かって放り出して、目の前で小さく喘ぎ声を上げる女の唇を塞ぐ。
ばちりと目が合って、女はより一層色っぽい声を醸し出す。
「ん…あん…翔のその目…好き…はぁ…
ひゃあ…!ん…翔、すき……」
「ん…、俺も実悠が好き…」