【完】嘘から始まる初恋ウェディング
♡3♡ *SIDEルナ* あなたといると胸がドキドキします。
♡3♡ *SIDEルナ* あなたといると胸がドキドキします。
白鳥さんがお家に来て、一週間はあっという間に過ぎて行きました。
通勤も帰りの電車も何故か同じになってしまって、苦手だった満員電車からさり気なく白鳥さんは私を守ってくれていた。
お昼にランチに連れて行ってもらって、生まれて初めて立ち食い蕎麦屋さんに行った。 とても美味しくって、雰囲気も味わった事のない場所でとても感動したのを覚えている。
そして本日土曜日、休日。 行きたかった舞台のチケットを二枚買ってしまった。 彼を誘ってみると、嫌な顔ひとつせずに「嬉しい」と言ってくれた。 断られたらレナちゃんを誘おうと思っていたけれど、まさかこんな形で白鳥さんと休日デートを出来る事になるなんて
…実は男性とデートらしいデートをするのは初めての経験でした。
小学校の頃の遠足のように楽しみで、朝の五時に起きてしまった。
朝早くから、姿見の前で洋服を合わせる。 そんな私の周りをジュリエットは嬉しそうについて回って、まだ眠そうだったロミオはベッドに寝転んで視線だけをゆっくりと動かす。