乙女チック同盟~私と学園の王子様のヒミツの関係~
9.八乙女くんファンクラブ
私がとつぜんクラスの女子に声をかけられたのは、それから数日後のことだ。
「ねぇねぇ、若菜さん、八乙女くんと付き合ってるっていうウワサが立ってるけど本当?」
「えっ?」
声をかけてきたのは、テニス部の女子。同じクラスだけど、ちょっと派手だし、あんまり話したことは無い子だ。
「う……ううん、違うよ! そんなわけないじゃない」
私が慌てて否定すると、二人はホッとしたような顔を見せた。
「そうだよねー、変なこと聞いてごめん」
「でも気をつけた方がいいよ、ウワサになってるから」
「そう……なの?」
私がキョトンとしていると、二人の女子は顔を見合せ、声を低くした。
「うん。結構広まってるよ」
「八乙女くん、熱狂的なファンも多いから気をつけたほうがいいよ」
「そうそう。バスケ部のマネージャーとか、女子バスケ部の子とか、結構怖いし」
私は練習試合の時のバスケ部のマネージャーの姿を思い出した。
あの時、にらまれたのってやっぱりそういう事なの……!?
「ねぇねぇ、若菜さん、八乙女くんと付き合ってるっていうウワサが立ってるけど本当?」
「えっ?」
声をかけてきたのは、テニス部の女子。同じクラスだけど、ちょっと派手だし、あんまり話したことは無い子だ。
「う……ううん、違うよ! そんなわけないじゃない」
私が慌てて否定すると、二人はホッとしたような顔を見せた。
「そうだよねー、変なこと聞いてごめん」
「でも気をつけた方がいいよ、ウワサになってるから」
「そう……なの?」
私がキョトンとしていると、二人の女子は顔を見合せ、声を低くした。
「うん。結構広まってるよ」
「八乙女くん、熱狂的なファンも多いから気をつけたほうがいいよ」
「そうそう。バスケ部のマネージャーとか、女子バスケ部の子とか、結構怖いし」
私は練習試合の時のバスケ部のマネージャーの姿を思い出した。
あの時、にらまれたのってやっぱりそういう事なの……!?