シンデレラは、ここにいます。〜オレの推しの推し〜

ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…



「謙士、、、速い、、、」



憂が遅いんだろ

憂を待ちながらゆっくり走った



元旦走るのも悪くないな



憂、歩くより遅くね?

笑えるけどかわいい



ハァ…ハァ…ハァ…



走るのをやめて

憂と土手を歩いた



ハァ…ハァ…ハァ…



「憂、大丈夫か?」



「うん、、ダメかも…」



「なんで来たんだよ
家でNIGO!見てればいいだろ」



「だって、、、謙士のマネージャーだし…
自転車乗ってくれば、、よかった
よく、テレビとかで、、見るやつ、、、」



「自転車乗って後ろからメガホンで
ガンバレー!とか言うヤツ?
あんなヤツ見たことないけどね」



「そーだね…」



憂が笑った



かわいい



「謙士、、また背伸びたね、、
何cmになった?」



憂が下からオレを見た



「んー、最後に測った時178だったな
憂、ちっちゃくなったな」



憂の頭の天辺に手を乗せた



「178か…じょーくんと同じ!」



また、じょーくんかよ



ムカ!



「アイツとオレ、重ねるなよ!」



つい言ってしまった



「重ねてなんか…」


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