シンデレラは、ここにいます。〜オレの推しの推し〜

「オイ!憂!」



「謙士!どーしたの?」



「あ、ごめん
急にドア開けて…」



憂の部屋に乗り込んでた



「うん…なに?なんかあった?」



「あ、いや…」



オマエ、彼氏ほしいとか思ってんのか?


なんて、聞けないし…



「マネージャー…
マネージャーちゃんとサボらないで来いよ!」



「あ、うん…そーだよね…
ごめんね…」



「ただ、それだけ…」



勢いで来たけど

怖気付いた



「明日から行くね
ノートできたから…
謙士は、コレ読んでね!
筋肉の付け方とかトレーニング方法とか
書いてあるから…

こっちは謙士のママに見せて
食事のメニュー書いてあるからね」



「うん、ありがと…」



「ちょっとでも役に立つといいな…」



憂が今まで

オレのために頑張ってきてくれたことは

憂はオレのファンだからで



それ以上なにもない



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