好きになればなるほど好きになる♡
*ご褒美*
「じゃあ、私達こっちだから……」
まだ暴れ足りないクラスメイトがいる中
私は類と並んで帰りの方角を指差してみんなに言った
「美羽疲れたでしょ!しっかり休んでね!!」
舞香が私の体を気遣って言った
「舞香も、みんなもね!ゆっくり休んでね!!」
舞香の隣にいる健吾くんが私の前へ――
「美羽ちゃん、俺類より接客頑張ったんだし
ご褒美として、いつでもいいから
メイド服着て一回でいいし、ぎゅーしてよ♡」
ぎゅー!?//
また健吾くん
どさくさに紛れて変な事言ってるヾ(;゚□゚)ノ!!!///
「お前の接客って、ただ女口説いてただけじゃん?
……あとお前、美羽に触れたりしたら
どうなるか分かってる?」
怖い声のトーンで健吾くんに聞く類
「ちぇっ……メイド美羽ちゃん、お前独り占めかよ」
ぶつぶつ言いながら後ろに下がる健吾くん